夢には大きく二つの意味がある

夢

 

「もしもし。久しぶり」

 

本当に久しぶりに声を聞いた。その声は京都で書ライブに行っていたときに毎回会っていた人だ。話すのは数年ぶりだと思う。5年くらい経っているかもしれない。その5年間はもちろん会っていない。

 

京都で書ライブをやっていた頃は1年に2回京都に行っていた。これがだいたい5年くらい続いたと思う。そのときに毎回会って話をしていた人だ。毎回「書」も依頼してくれた。その書は家に飾ってあると電話で言っていた。両親にもあげて自宅に飾っているという。

 

今回はメールのやりとりをしていて電話にしようということになった。お互い長く話せる時間を考えて話は夜にスタートした。数年ぶりなので話は長くなりそうな予感はしていた。京都でも何度も長話していたからだ。

 

今回の話はどんどん展開していった。これまでのこともこれからのことも。いろんなことを伝えようと思ったけど、ふと最近読んだ本を思い出した。そしてこの本を読んでくれたらこれまでとこれからのことにつながると思った。

 

本の内容を噛み砕いて自分と相手のことにして具体的にして話すと何時間あっても足りなそうな気がした。なのですぐに本を紹介することにした。「あとで読んでみて。検索するとすぐに出てくるはずだから」と言って本のタイトルを教えた。

 

「リセット」
垣谷美雨(著)

 

本には3人の40代女性が登場する。高校の同級生だ。田舎から都会に行き東京でばったり再開する。三者三様の人生を送っていた。再開してお茶することになった。そしてその後高校生にタイムスリップする。タイムスリップしたときに顔や体は高校生になるけど心と記憶はそのまま40代。リセットされて2回人生を生きるという内容。

 

3人の女性が2回人生を歩むので6つの人生を読むことができる。6つのストーリーだけど、3つのストーリーの後にそれぞれ人生をやり直す3つのストーリーがある。普通の人生ではやり直しはできないけど小説ではタイムスリップが可能なのだ。そしてこの可能なタイムスリップは決して素晴らしいだけのものではなく人生はやり直しても困難が待ち受けていることが描かれている。困難にどう立ち向かうかが人生そのものかもしれない。「夢だけでなく過程が大事」だとは書いてないけどそういう意味かなと思った。

 

読むだけでなくそれぞれの人生を読みながら自分の人生をシュミレーションできるのでこの本をおすすめしたくなった。

 

これを電話で説明しだすとこの本の内容だけで長時間になる。読んだ方が深く理解できるのでおすすめしたのだ。ぜひ読んで欲しいと思った。

 

リセット

 

電話では夢の話になった。話していて夢は大きくわけて2つあると思った。「過去の夢」と「未来の夢」。どちらも夢だけどこれに時間のスパイスが加わると過去と未来になる。現在の夢は将来のことを考えているので未来の夢に含まれるはずだ。

 

電話の相手は最近知り合ったのではなく10年以上前から知っている。だからこそ過去の夢も知っている。そしてこの夢が現在も続いているものと新しい夢に変わっているものがある。ずっと続ける夢も美しいが変化した新しい夢も素敵だなと思った。そんなことを話していると本以外の話でも数時間が経っていった。

 

夢の「書」を依頼されるときは未来の夢のことが多い。しかしこれも時間が経てば過去の夢へと変化していく。この両方の夢に耐えうる書の表現になっていなければいけないと思う。過去の夢が現在につながって欲しい。変化してもどこかでつなげって欲しい。「書」では変わることができる「しなやかさ」も表現したい。

 

この夢は深く表現できたと思う。

 

本も紹介したいけどこの夢の書も電話した人にじっくり見て欲しいと思った。この人は書を何回も依頼し「よか風」を感じるできる人だ。わたしが書いた「書」を感じる能力でいえば自分より上回っていると思う。書いた本人よりも書かれたものに対して見たこの人の方が理解が深い。この夢も言葉だけでなく書の力を感じて欲しい。

 

電話では今後の未来に向かっていた。未来は上書きされていく。上書きされていくけど根幹にはこの人は夢がある。だから話していて話が尽きないのだ。

 

夢には大きく二つの意味がある。過去の夢と未来の夢。どちらも夢だ。またいつか夢の感想を聞いてみようと思う。

 

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