旧字体漢字の祖と示偏(しめすへん)と神様と先祖の話

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旧字体漢字:祖
形声:左は神、右はまな板

左は神ということは、この「示偏(しめすへん)」の漢字は何かしら神様に関係があるということです。

福、礼、祈、祝、祥、禅など

なるほど神様と関係ありそうです。

この「しめすへん」と右の組み合わせで漢字の意味が決まってくるんですね。なんとも合理的。

昔の人はアイデアマンですね。そしてロマンがあります。

この漢字は小学五年生で習う常用漢字です。五年生のときに習えば漢字の見方や見え方が変わっていたのにと思います。

最近は白川静の辞書を読みながら漢字のことを考えて研究して普段の自分の生活に役立てています。

そう思うと自発的に勉強するからこそ見えてくるものもあるので一概的に小学五年生のときに習っとけばよかったと思うのは考えが早いようにも思えてきました。

「祖」は

先祖、祖母、元祖、教祖、祖父、祖父母、祖先、祖国、先祖、開祖

という熟語があります。

どれも始まりを表す言葉です。

神がまな板の上に立っているイメージのような気がします。まな板の上に立って神々しいことがスタートするようです。

わたしの先祖は「海賊」だったと以前お話しをしました。スタートが海賊で、今はどうかというといろいろとめぐりめぐって飛行機で旅するようになりました。漫画ワンピースを読んで誇らしく思うのはこれと関係しています。

先祖が海賊だとわかったのは先祖が眠るお寺の住職が「その昔、このお寺は海賊がつくったお寺です」と言ったのがきっかけでわかりました。

占いとかイメージではなく実際そうだったのでしょう。800年くらい前の話だそうです。

「祖」から始まる旧字体漢字のいろいろ、やっぱり漢字はおもしろい。

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