よか風で旧字体漢字を研究(白川静の文献を読みながら)

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六書をもとに旧字体漢字を研究しています。

篆文・甲骨文字・金文・などの旧字体漢字を紹介し自分自身も勉強していきます。

漢字の成り立ちには諸説ありますが、数冊の書籍を読みしっくり納得した漢字の成り立ちも付け加えて読んでいます。

漢字の歴史にはロマンを感じます。

漢字の国(アジア)の人にとってこの知識はプラスとなるはずです。

漢字には六書という分類法があります。

字を作る時や、運用する時に、漢字の原理が六つの分類にまとめられました。

象形:物の形をかたどって字形を作ること。
【例】 日・月・木・耳

指事:抽象概念を字形の組み合わせで表すこと。
【例】上・下・本・末

形声:類型的な意味を表す意符と音を表す音符とを組み合わせて字を作ること。
【例】江・河

会意:象形と指示を組み合わせて新しい意味を表す字を作ること。
【例】 信・武・林・炎

転注:用字法の一つとする説が有力であるが、定説はなく諸説ある。

仮借:他の同音・類字音の字を借用すること。
【例】「わたし」の意味に「我」、「くる」の意味に「来」

この六つの六書を頭に入れて旧字体漢字を見ると奥深いところまで意味や成り立ちを理解できます。

白川静の文献を参考に旧字体漢字を研究しています。

ちなみに台湾・香港では今も画数の多い繁体字という漢字を使用しています。学校の学も學です。

いつも参考にしている福井県出身の漢字博士「白川静」の本を紹介します。私はこの人のおかげで漢字の奥深さを知りました。読めば読むほど
味わい深くなります。

まるで歴史小説のような、まるで世界旅行のような、気分も味わえます。

「白川静 漢字の世界観」
1.まずは入門書。この本は価格も手頃で内容もわかりやすく漢字の成り立ちに興味が湧いてきます。

「常用字解」(白川静)
2.意外な意味の発見や怖い意味も辞書の中にあります。

「人名字解」(白川静)
3.上記の人名版です。自分の名前の由来や成り立ちを知りたいときに役立ちます。

「新訂 字統」(白川静)
4.漢字の始まりの時代にさかのぼり、根源的な漢字の成り立ちを明らかにした字典。

「新訂 字訓」(白川静)
5.古事記、万葉の時代の語句が、どの漢字であらわされたかを検討し、和語の意味と語意識を探った古語辞典。

「字通」(白川静)
6.豊富な熟語と用例。漢和辞典の最高峰。

1.は新書で千円以下
2.3.は3千円くらい
4.5.は新訂は6千円くらい
6.は2万円越え

どれも値段相応に良いものです。

旧字体を本格的に勉強すると漢字の良さがさらにわかってきます。

漢字の組立を英語で説明している人もいます。

漢字文化圏以外の人にもわかるように説明しています。

いつかこんなふうに世界の人に漢字の話をしてみたいと思います。

漢字の知識を増やすとともに世界でスピーチする目標もあります。英語と中国語も勉強しています。

旧字体漢字の知識もどんどん吸収しています。

漢字は絵の要素もあり、意味も奥深く、読み(音)も楽しめます。

ということで旧字体漢字を日々研究しているところです。

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