旧字体漢字の東と陰陽五行説とシルクロードの謎

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旧字体漢字の東のことを考えました。

旧字体漢字:東
象形:袋の上下をくくった形。

旧字体漢字のことを考えるときどうしても中国語のことが頭をよぎります。

・わたしが中国語を勉強したからなのか
・漢字がもともと中国でできたからなのか

この両方のような気がします。

今回の旧字体漢字は東。

辞書を読むと袋の上下を結んだカタチと書いてあります。

象形文字で考えるとなるほどと思えるカタチです。

まだ縫製の技術が発達していない頃袋を上下で結んで運んでいたのでしょうか?

漢字ができた頃なので3500年前はそうだったかもしれません。

東は方位のことだと思っていましたがもしかしたら荷物や袋から意味がきて方位の意味は後から着いたのかもしれませんね。

中国語では東西(中国語発音:ドンシー)は「物(goods)」という意味があります。ここでも方位の意味ではないので何か不思議な感じです。

この東西には西も付いています。これは五行説からきていると本で読んだことがあります。

五行とは木火土金水でそれぞれに相関関係と相克関係があります。

これにはいろんなことを当てはめて考えることができます。方位もそのひとつです。

木が東で、金が西です。

火も土も水も物ではないけど木と金が物なので東と西で物(goods)の意味になったという説があります。

この説でいくと

1.五行説
2.方位
3.物(goods)の意味

この順番でできています。

象形文字でいくと結んだ袋の意味が先ですよね。

1.象形文字
2.結んだ袋のカタチ
3.方位

漢字はロマンですね。

東という漢字からもいろいろ見えてきます。

シルクロードを歩いているようでした。

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