わたしは「書」をかく人、そして会話の相手は「華道」をやっている人。話していくと華道と書道の共通点が見えてきました。
花と書の対話1
華道をやっている人とお話をしました。花を活ける人と書をかく人の対話になりました。よか風の書を長年気に入ってくれている人なので会話のキャッチボールもすごくスムーズで、聞きたいこと言いたいことがお互いに伝わりやすくて気持ちよかったです。
花と書の対話2
「華道をやっているんですが、わたしが活ける花に書がぴったり。足りないところを補ってくれるんです」と言われました。活けた花をすごく見たくなりました。
花と書の対話3
書は白と黒のせめぎ合い、華道は空間と花のせめぎ合いです。平面と立体という違いがあります。平面である書は立体を目指し、立体である華道は平面を目指してつくられていっている気がしました。こんな感じで話していて、とてもいい時間が過ぎていきました。
花と書の対話4
「華道をやるときに花自身が心地よさそうにしているか気にかけています。そこによか風の書があると花も楽しそうな気がするんです」と言われました。うれしかったです。
花と書の対話5
「以前は音と書いてもらいました。音もいろんな音があるんですよね」と言われました。花も書も音は出ないけど、この方は花と書からも音を感じとっているんだなと思いました。音は風のようにふわりとしたものなのかもしれません。
実は、この方は、14年前に唐津くんち(唐津市のお祭)の書ライブでかいた人です。最近依頼をしてくれました。会ってから書を渡してお話をしました。
昨日会ったかのように話ができました。書のおかげです。書はあの時のかいた瞬間を永遠にしてくれているのかもしれません。いつも書を見て過ごしているそうです。
話していてすごく心地よかったです。心がぽかぽかしてきました。かいた書を気に入ってくれて、こういう人がいるからがんばれると思いました。
話していて華道と書道の共通点が見つかった気がしました。
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