なげいれ花|野の花を自由に生けて楽しむ暮らしを始めた

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最近やっていることがあります。

とても心地いいです。

何をやっているのかというと、散歩をしているときに野の花を摘んで生けています。

自分でつくったルールはこんな順番です。

1:散歩する
2:野の花(雑草)を見つける
3:おちょこくらいの花器に生ける

野の花は花でもいいし緑の草でもいい。なので雑草でもいい。花の場合は道端にある採ってもいい花に限る。

これを散歩中にやっています。すると散歩が楽しくなります。四季を感じるようになります。部屋に飾ることをイメージしながら散歩できます。洗面所に飾ることもあれば、リビングに飾ることもあります。

おちょこくらいの花器というのも重要なポイント。おちょこくらいだと野の花を取りすぎなくて済みます。少しでいいんです。カバンに入れてもかさばらないし、手でつかんで気軽に持って帰れます。

花器といっても、おちょこでもいいし、使わなくなった小皿でも湯呑みでもいいんです。少しこだわるなら唐津焼のおちょこなどおすすめです。土ものの陶器は見栄えもよくなります。昔、自分で手びねりでつくった陶器もあるのでそれに生けることもあります。

あとは花器にこだわらず急須などに生けてもも絵になります。花器にこだわらずに生けるというのは千利休もやっていたと読んだことがあります。

こうなってくると花器選びも楽しくなります。「今日はこの花器にしようかな」と思いながら散歩するようになります。

どれもすぐに用意でき手に入るものなのですぐに始められるのもいいところです。

春には春の気分を、夏には夏の気分を、秋には秋の気分を、冬には冬の気分を、部屋の中に少しだけ取り入れます。これだけでなんか充実していきます。

千利休もこの散歩とのセットをやっていたかもしれません。部屋では緑茶を飲むのがいいのかもしれませんが、ここは緑茶にこだわらず大好きなコーヒーを飲んでいます。コーヒーも野の花にばっちり合い、心が和みます。

これを「書」と組み合わせてみたらどうかなと思ってやってみました。おちょこサイズなのでミニ屏風が良さそうです。

それで実際に飾ってみました。

いい感じに組み合わさりました。

野の花を生けることを、いけばなの世界では「なげいれ花」と言うそうです。

いけばなの本によると「植物としての花の生命力が日本人とのあいだに成立する」と書いてありました。

なるほど。

すぐに体感できるので興味がある人はまずは散歩から始めるといいと思います。

ミニ屏風の注文はこちらを順に見てください。

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